わざわいなるかな、 彼らはぶどう酒を飲むことの英雄であり、 濃き酒をまぜ合わせることの勇士である。
わざわいなるかな、彼らは朝早く起きて、 濃き酒をおい求め、 夜のふけるまで飲みつづけて、 酒にその身を焼かれている。
わざわいなるかな、 その隣り人に怒りの杯を飲ませて、これを酔わせ、 彼らの隠し所を見ようとする者よ。
しかし、これらもまた酒のゆえによろめき、 濃き酒のゆえによろける。 祭司と預言者とは濃き酒のゆえによろめき、 酒のゆえに心みだれ、 濃き酒のゆえによろける。 彼らは幻を見るときに誤り、 さばきを行うときにつまづく。
彼らは互に言う、 「さあ、われわれは酒を手に入れ、 濃い酒をあびるほど飲もう。 あすも、きょうのようであるだろう、 すばらしい日だ」と。
あなたは賄賂を取ってはならない。賄賂は人の目をくらまし、正しい者の事件をも曲げさせるからである。
酒は人をあざける者とし、 濃い酒は人をあばれ者とする、 これに迷わされる者は無知である。
災ある者はだれか、憂いある者はだれか、 争いをする者はだれか、煩いある者はだれか、 ゆえなく傷をうける者はだれか、 赤い目をしている者はだれか。
レムエルよ、酒を飲むのは、 王のすることではない、王のすることではない、 濃い酒を求めるのは君たる者のすることではない。
見よ、あなたがたは喜び楽しみ、 牛をほふり、羊を殺し、 肉を食い、酒を飲んで言う、 「われわれは食い、かつ飲もう、 明日は死ぬのだから」。
彼らはもはや歌をうたって酒を飲まず、 濃き酒はこれを飲む者に苦くなる。
彼らは昼ごろ出ていったが、ベネハダデは仮小屋で、味方の三十二人の王たちと共に酒を飲んで酔っていた。
彼らは酒を飲んで、おきてを忘れ、 すべて悩む者のさばきを曲げる。